<悪くなったものは良くなる>
最初から近視って言うことはありません。目の使い方により近視は進行します。
悪くなったものなら良くもなる。これが生体の仕組みです。これがほんべクリニックのポリシーです。近視を良くすることとなぜ近視になるかを研究しています。
<眼軸が伸びたものはダメか>
眼科医は眼軸が伸びた強度近視の治療はあきらめています。その理由に、たとえば子供が受診し、散瞳薬を点眼し、調節力を取り除いた状態で近視が認めらると「これは仮性近視ではなく、真性近視なので眼鏡が必要である」と考えている方が多いです。
<眼圧が低くなれば眼球は小さくなる>
実際はどうなんでしょうか。視力回復の書籍を見てみると、速読を推奨しているグループは信頼おけると思っていますが、彼らの経験した症例は明らかに3ジオプター以上の近視が見られます。このような症例の眼軸の変化などを知りたいものです。
時々眼球が外傷などでつぶれてしまって失明してしまうことがあります。そのようなときに眼圧が低下すると(このような状態を眼球労といいます)眼球が縮こまってしまいます。つまり眼軸が伸びる要素は眼圧上昇の要素が大きく、眼圧が低くなることは少ないのでなかなか眼球が小さくなることは少ないのでしょう。
<脳の要素はあまり考えられていない>
クリニックの経験で視野を広げることで視力が改善することがわかっているがこれを説明するには脳の機能改善が一役買っていると思わざるを得ない。もう一つの要素は自律神経が高ぶっているものが近視の進行中のものに多いという事実もある。自律神経が高ぶり瞳が開き気味になり、焦点深度が狭くなるので楽にピントを合わせることができず、毛様体に負担をかけ、結果的に平滑筋の硬化につながり近視が進行してくる。そのときに毛様体の房水産生が高まり眼圧も上昇し眼軸を延ばすことにも一役買うことになる。
ではどうすればいいのかというと、近視の患者に必要なのはまずはストレスの開放であることは言うまでもない。